7月 13, 2023 19:44 Asia/Tokyo
  • スーダンでの避難民
    スーダンでの避難民

IOM国際移住機関が11日火曜夜、約3カ月に及んでいるスーダン国軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘で発生した避難者が300万人を突破したとの推計を公表しました。

ロイター通信によりますと、IOMの発表では240万人以上が国内で避難、73万人以上が国外に避難しているとされました。

去る4月15日の紛争開始以来、大半の市民が紛争中心地となっている首都ハルツー厶および民族を標的とした暴力が増加しているダルフールから避難しているということです。

国連当局者らは、地域や国際的な仲介努力が失敗しており、スーダンが内戦に陥る恐れがあると指摘しています。

この問題について、国連スーダン特使のフォルカー・ペルテス氏はベルギーで、「この戦闘はすぐには終わらない」とし、「休戦協定がこれまで何度も破られ、基本的には(休戦期間が)両勢力の立て直しに利用されている」と述べました。

ファルハン・ハク国連事務総長副報道官は、「スーダンでの危機発生の影響が拡大しており、避難民の数が増大している」とし、「スーダンでの戦争が停止され、人道支援に向けた環境条件が整えられるべだ」と表明しました。

また、武力闘争が続いた場合の結果について警告するとともに、「スーダンは、これらの国内紛争が続けば、全面的な一大内戦の瀬戸際に追いつめられる」としました。

 


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