米有権者がバイデン大統領の認知能力に懸念
9月 05, 2023 19:27 Asia/Tokyo
最近行われた世論調査で、米国の有権者のおよそ4分の3が現職のバイデン米大統領について、来年の大統領選挙に出馬するには年齢が高すぎると考えていることがわかりました。
バイデン氏は現在80歳で、米国史上最も高齢の大統領となっており、これまで演説の際に多くの言い間違いを犯しています。バイデン氏の反対勢力や批判家は、彼の高齢や認知能力の低下がこうした言い間違いの原因とみています。
バイデン氏が来年の大統領選挙で再選すれば、2期目が終わるのは2029年で、その時にバイデン氏は86歳になっています。
米紙ヒルのウェブサイトによりますと、米金融情報紙ウォール・ストリート・ジャーナルが先月24日から30日にかけて1200人を対象に行った世論調査で、回答者の73%が「バイデン氏は来年の大統領選挙に出馬するには高齢すぎる」と答え、そうは思わないと答えたのはわずか22%でした。
こうした中、バイデン氏はペンシルベニア州フィラデルフィアで現地時間の4日月曜に行った演説で、自身の年齢について「高齢による衰えも、一国の大統領に知恵を与えてくれる」と語りました。
米大統領選挙の投票日は来年11月5日に予定されています。