ギュレン師、トルコのクーデター未遂への関与を否定
8月 05, 2016 17:04 Asia/Tokyo
イスラム教の指導者ギュレン師が、トルコのクーデター未遂に関与したとして逮捕を命じたイスタンブールの刑事裁判所の判決を非難しました。
ロイター通信によりますと、アメリカに亡命中のギュレン師は、5日金曜、トルコの裁判所は司法的に独立しておらず、今回の判決は、エルドアン大統領が民主主義に反する独裁に向けて選択した道の新たな例であるとしました。ギュレン師はさらに、クーデター未遂への直接的な関与を否定しました。
イスタンブールの刑事裁判所は、4日木曜、7月15日のクーデター未遂への関与を理由にギュレン師の逮捕を命じる判決を下しました。これ以前にも、トルコ当局は、ギュレン師に関連する宗教学校や施設の全てを閉鎖しました。
トルコ政府は3日水曜、再度、ギュレン師の身柄引き渡しをアメリカに求めました。
アメリカ政府は以前、ギュレン師の送還に関するトルコの繰り返しの要請に対し、ギュレン師がクーデターに関わった証拠を提示するよう、トルコ側に求めていました。