アメリカ大統領選挙の候補が討論会
9月 27, 2016 20:06 Asia/Tokyo
アメリカ大統領選挙の共和党と民主党の候補が安全保障の問題と外交政策に関する自らの見解を説明し、互いを批判しました。
共和党候補のトランプ氏は27日火曜、ニューヨーク州の大学で行われた民主党候補のクリントン氏との初めての討論会で、「NATO北大西洋条約機構と加盟28カ国は、その費用を負担していない」とし、再度、「これらの国は自らの防衛費をアメリカに支払うべきだ」と強調しました。
さらに、「アメリカはNATOの費用の70%以上を負担しており、これは非常に莫大な額だ」としました。
また、テロ組織ISISの形成は、オバマ大統領やクリントン氏の政策が生み出したものだとし、2003年のアメリカのイラク侵攻を自分は支持していないが、支持しているという報道は、クリントン氏のメディアが主張していることだとしました。
トランプ氏はさらに、核合意はイランを経済大国に変える、としました。また、「我々は世界の警察の役割を果たすことは出来ない」と強調しました。
一方の民主党候補のクリントン氏もこの討論会で、「テロ対策に向けアメリカの同盟国と密接な関係を結ぶべきだ。このことをトランプ氏は忘れている」と述べました。
さらに、「アメリカ国内外のイスラム教徒の社会と協力を行い、彼らを脇に追いやるべきではない」と語りました。
また、日本と韓国に対して、アメリカが彼らとの二国間の防衛協定を尊重することを約束しました。
クリントン氏はさらに、イランと6カ国の核合意を支持しました。