中国が、ダライラマのモンゴル訪問に憤激
11月 20, 2016 19:21 Asia/Tokyo
チベット仏教の最高指導者ダライラマ14世のモンゴル訪問が、中国の怒りを引き起こしています。
ダライラマ14世は19日土曜から外遊を開始し、22日までこれを継続する予定です。
フランス通信によりますと、中国外務省の華春瑩報道官は、各国におけるダライラマ氏の全ての反中国的な活動に反対すると表明しました。
同報道官はまた、「ダライラマ氏とモンゴル政府関係者との会談は、両国関係に大きな打撃を与えるものだ」と語っています。
これ以前にも、中国政府はモンゴルに対し、ダライラマ氏を同国に入国させないよう求めていました。
モンゴルのムンフオルギル外務大臣は、ダライラマ氏のモンゴル訪問は中国政府とは全く関係がないとしています。
なお、ダライラマ氏は先月、欧州議会のシュルツ議長とも会談していますが、この会談も中国の怒りを引き起こしました。
中国政府は、ダライラマ氏を分離主義者と見なしています。
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