国連がミャンマーのイスラム教徒の子供の収監に抗議
6月 18, 2017 19:24 Asia/Tokyo
ミャンマーの人権問題を担当する国連のリー特別報告者が、ミャンマー政府によるイスラム教徒の子供の収監に抗議しました。
イルナー通信によりますと、リー特別報告者は17日土曜、ラカイン州の刑務所の子供たちの状況についての報告を提出し、ミャンマー政府に対して、彼らの人権を考慮し、子供の収監を控えるよう求めました。
また、ミャンマー西部・ラカイン州の非人道的な状況を説明し、この地域で暴行や拷問、誘拐などの暴力行為が行われているとして、「少数派のイスラム教徒に対する圧力行使は現在も続けられている」と語りました。
さらに、現在、少なくとも13人の少数派のイスラム教徒の子供が、ラカイン州の刑務所に収監されており、彼らの名前は登録されているが、そのうちの一人は刑務所の非人道的な状況により、死亡したとしています。
バングラデシュをはじめとする近隣諸国への、ロヒンギャ族のイスラム教徒の移住は、ミャンマー政府と過激派仏教徒の攻撃が行われた後に始まっています。
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