アメリカ・ホワイトハウスの首席戦略官が更迭

アメリカのトランプ大統領が、政府関係者の解任を続ける中、ホワイトハウスのバノン首席戦略官を更迭しました。

アメリカのトランプ大統領は、先月３１日にも、ホワイトハウスのスカラムッチ広報部長を就任わずか１０日で解任し、２９日にはジョン・ケリー氏を首席補佐官に指名しました。

スカラムッチ氏のホワイトハウス広報部長の就任は、その直後にスパイサー・ホワイトハウス報道官が辞任するなど、ホワイトハウスに多くの騒動を引き起こしました。

トランプ大統領は先月２１日にも、スパイサー・ホワイトハウス報道官の辞任を受諾しました。

スパイサー報道官は、トランプ大統領はスカラムッチ氏の広報部長就任で大きな過ちを犯したとしました。

トランプ大統領は、先月２９日にも、プリーバス首席補佐官を解任し、ジョン・ケリー氏をその後継者としました。

これ以前にも、トランプ政権の関係者数人は、解任、あるいは辞職しています。

最近、トランプ大統領とティラーソン国務長官やマクマスター国家安全保障担当補佐官との激しい対立が盛んに伝えられており、こういった政府関係者が辞任する可能性があるとされています。

トランプ大統領の物議を生み出す行動や表明、指示などにより、多くのアメリカの政府関係者は、トランプ氏にアメリカ大統領の資格はないとしています。