アメリカの退役軍人の間で自殺者が増加
9月 17, 2017 16:52 Asia/Tokyo
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アメリカの退役軍人の間で自殺者が増加
アメリカの退役軍人の間で、社会的な孤立や医療サービスが受けられないなどの理由から自殺の件数が増えています。
AP通信によりますと、アメリカ退役軍人問題機構の統計から、アメリカ退役軍人10万人につき39人が自殺しており、これは民間人の自殺率と比較して19%高いことが明らかになっています。
同機構の発表では、退役軍人の自殺率が最も高かったのはモンタナ州、ネバダ州、ユタ州、ニューメキシコ州となっています。
これらの4つの州での自殺率は、アメリカ全土の平均よりはるかに高く、退役軍人10万人当たり60人となっています。
これらの州に住む人々は、最寄の医療機関にかかるために112キロ以上を移動しなければならないとされています。
この統計によれば、他にもバージニア州、オクラホマ州、ケンタッキー州などで自殺率が高くなっており、これらの州では麻薬の服用率も高いとされています。
アメリカ退役軍人問題機構が、同国の退役軍人の自殺に関する正式なデータを発表するのは、今回が初めてです。
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