アメリカ大統領、「核合意は、史上最悪の合意」
4月 29, 2018 18:18 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領が、イランと6カ国による核合意を、史上最悪の合意だとしました。
ファールス通信によりますと、トランプ大統領は28日土曜、アメリカ・ミシガン州で支持者らを前に演説し、「アメリカは、今後3ヶ月以内に在テルアビブ大使館を聖地べイトルモガッダス・エルサレムに移転させるだろう」と語っています。
また、「核合意は、イランの利益のみを確保する合意だ」と主張し、「アメリカの利益に沿うよう内容変更を求める」としました。
トランプ大統領は昨年12月、地域や世界の大規模な反対を押し切る形で、「アメリカは聖地をイスラエルの首都として正式に承認する」と表明しています。
さらに、アメリカ国務省に対し、在テルアビブ・アメリカ大使館の聖地への移転に向けた準備を整えるよう、指示を出しました。
国連総会は昨年12月聖地ベイトルモガッダスを支持する決議を賛成128票、反対9票、棄権35票で採択しました。
この決議により、国連は聖地ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都として認めないことになります。
聖地ベイトルモガッダスには、イスラム教徒にとって初の礼拝の方向を示すキブラとなった、アクサーモスクがあり、パレスチナの切り離せない領土であるとともに、イスラムの3大聖地とされています。
聖地ベイトルモガッダスは1967年以来、シオニスト政権に占領されています。