国連事務総長、核合意の維持を要請

国連のグテーレス事務総長が、核合意を維持するために努力するよう、イギリス政府に求めました。

ロシア・アルヨウムによりますと、グテーレス事務総長は、イギリス政府に対し、イギリスの立場を利用して、核合意の維持に努めるよう求めました。

グテーレス事務総長は、イギリスの命首相とロンドンで会談し、核合意の維持におけるイギリスの立場と、アメリカ政府を離脱させないための努力は非常に重要だとしました。

また、ロシア、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、中国に対し、この合意を遵守し、亀裂が生じないように努めるよう求め、そうしなければ、中東や世界全体に悲劇が起こることになるとしました。

アメリカのトランプ大統領は、5月12日、核合意から離脱するか、残留するかについての決定を下すことになっています。

グテーレス事務総長は、中東情勢に対する世界の懸念に触れ、「一部の関係国が緊張を作り出そうとしているため、この地域で戦争が起こる可能性が高まっている」と語りました。