セーブザチルドレン関係者、「ミャンマー・ロヒンギャ族の子供半数が行方不明か、孤児になっている」
8月 23, 2018 18:45 Asia/Tokyo
国際支援NGOセーブザチルドレンのオチョア人道支援担当局長が、ミャンマーのロヒンギャ族の子供の半数は、行方不明になっているか、暴力により、孤児となっているとしました。
フランス通信によりますと、オチョア局長は、「調査結果から、ロヒンギャ族の子供の半数が、両親のいない状態でバングラデシュに避難しており、実際、ミャンマーの暴力により、彼らは孤児になったことが明らかになっている。それ以前には、避難の際の危機的状況から、両親と離れ離れになったと考えられていた」と語りました。
また、「一部の子供は両親が殺害されたのを目撃している」と述べました。
セーブザチルドレンの情報によりますと、バングラデシュの難民キャンプの難民として登録されている6000人以上の子供は、ミャンマー軍の弾圧から避難した後、両親を見つけることができていません。
ミャンマーとバングラデシュは、10日ほど前、ロヒンギャ族の難民数十万人の帰還に合意しました。
両国は、昨年11月にも、ロヒンギャ族の難民の帰還プロセスを今年の初めに開始することで合意しましたが、現在、このプロセスは実行されていません。
カナダのNGO・オンタリオ国際開発機構は、報告の中で、昨年8月25日から、ミャンマー軍により、ロヒンギャ族のイスラム教徒2万4000人以上が死亡、11万4000人負傷し、ロヒンギャ族の女性の1万7718人が暴行されたとしました。
国連は最近、ミャンマー軍は民族浄化を追求しているとしました。