国連事務総長、「ミャンマーのイスラム教徒の虐殺に関与した人物は訴追されるべき」
8月 29, 2018 19:33 Asia/Tokyo
国連のグテーレス事務総長が、「ミャンマーのイスラム教徒の虐殺に関与した人物は訴追されるべきだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、国連調査団は27日月曜、報告の中で、ミャンマー軍は民族浄化を目的に、数千人のロヒンギャ族のイスラム教徒を虐殺したとしました。
また、ミャンマー軍の最高司令官を含む軍幹部6人を人権侵害で非難し、彼らの訴追を求めました。
さらに、国連安保理に対して、ミャンマーでイスラム教徒の虐殺に関与した人物を制裁対象とし、ミャンマーへの武器の輸出を禁止するよう要求しました。
グテーレス事務総長は、28日火曜、ミャンマーの状況を検討する国連安保理の緊急会合で、国連調査団の報告に触れ、この報告は、真剣に調査されるべきだとしました。
昨年8月25日からこれまで、ミャンマー西部ラカイン州で、軍のイスラム教徒に対する大規模な弾圧が行われており、この中で6000人以上が死亡、8000人が負傷し、100万人以上がバングラデシュに避難せざるを得なくなりました。
ラカイン州では、2012年から、ミャンマー軍と過激派仏教徒がイスラム教徒を攻撃しています。
国連は最近、ミャンマー軍は民族浄化を追求していると発表しました。
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