中国との通商面での対立が、アメリカの農業関係者が問題に直面(映像あり)
9月 26, 2018 18:34 Asia/Tokyo
アメリカと中国の通商面での対立が、アメリカの農業関係者に損害をもたらしています。
ロイター通信によりますと、アメリカと中国の通商対立により最大の被害をこうむっているのはアメリカの農業関係者で、彼らはこの対立の早急の停止と、従来どおりの中国市場への進出を求めています。
この数ヶ月間で、アメリカと中国の通商対立が激化しています。
アメリカは再び、中国からの輸入品2000億ドル相当への関税を賦課しており、中国もアメリカのこの行動への対抗措置として、特に農産物をはじめとするアメリカからの輸入品に関税を課しています。
アメリカ・テキサス州でトウモロコシと綿花の栽培に従事し、特に中国を初めとした国外市場への農産物の売却に強く依存している、65歳のある農業関係者は「現在、アメリカと中国の通商面での対立により、自分の商業活動に大きな影響が及んでいる」と語りました。
この農業関係者の生産するトウモロコシのおよそ30%は、中国に輸出されています。
実際に、2017年には、アメリカ産のトウモロコシの90%が中国に輸出されており、テキサス州はアメリカでの有数のトウモロコシの生産地の1つです。
この農業関係者はまた、「通商対立は、自分、そしてアメリカの農業に弊害をもたらしている」と述べており、この対立が収束し、自分たちが一刻も早く中国市場に復帰できるよう希望する、と語りました。
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