アメリカ大統領、ついにカショギ氏の死亡を認める

アメリカのトランプ大統領が、カショギ氏は死んだと認めざるを得ないとし、「サウジアラビア政府がカショギ氏の殺害に関わっていれば、厳しい措置を科す」と語りました。

ロイター通信によりますと、トランプ大統領は、18日木曜、記者会見で、サウジアラビアの反政府ジャーナリスト、カショギ氏の死亡を認めると共に、このジャーナリストの殺害へのサウジアラビア政府の関与が明らかになった場合の措置に関する質問に対し、「これは非常に悪いことだ。今後どうなるかを見守る必要がある」と述べました。

カショギ氏は、今月2日にトルコ・イスタンブールのサウジアラビア領事館に入った後、行方が分からなくなっています。

その数日後にトルコ政府やメディアが、領事館内でのカショギ氏の殺害を明らかにしました。

カショギ氏は、サウジアラビアのムハンマド皇太子を批判する立場を取っており、命の危険を感じて国外で暮らしていました。

トルコのメディアは、治安関係者の話しとして、「カショギ氏の失踪と殺害に関わったと見られる15人のうち、7人がムハンマド皇太子の身辺警護を担当していた」と伝えました。

こうした中、トランプ大統領は2日前、「カショギ氏の死亡は上からの指示ではなく、自発的なものだった可能性がある」と語っていました。

ニューヨークタイムズは、18日、サウジアラビア当局は、ムハンマド皇太子に殺害指示の非難が向かないよう、サウジアラビア軍の高官をカショギ氏殺害の指示者に仕立てるシナリオを準備中だと伝えました。

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