アメリカが、銀行関連の対イラン制裁を完全実施できず
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SWIFT
アメリカの政府関係者が、「アメリカ政府はイランに対し、従来どおりSWIFT国際金融決済システムの利用を許可するだろう」と語りました。
アメリカのオンライン新聞ワシントンフリービーコンが24日水曜、複数のアメリカ政府関係者の話として報じたところによりますと、アメリカのトランプ政権はイランにこれまでどおりSWIFTの利用を許可することが予想されるということです。
この報告によりますと、トランプ政権が講じると予想されるこの措置は、ヨーロッパ側にメリットを与えることになると見られています。
ヨーロッパ諸国は最近、トランプ政権の上級幹部らに圧力を行使し、イランにSWIFTシステムの利用を引き続き許可するよう迫っていました。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は24日、「イランとの間に取り交わした核合意は、多国間外交の成果の1つであり、EUと国連は今後も引き続きこれを擁護していく」と述べています。
ワシントンフリービーコンは最近、国際市場へのイランのアクセスの継続をめぐり、トランプ政権内で意見が分かれていることを明らかにしました。
トランプ大統領は今年8月6日、大統領令を発して違法な対イラン制裁の一部を復活させており、その後発表した声明では、来月4日から原油輸出や銀行取引を対象とした、対イラン制裁の第2弾を実施するとしています。
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