北朝鮮が、対米交渉見直しへ
3月 02, 2019 18:43 Asia/Tokyo
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北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官
北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官が、アメリカとの核交渉を見直す可能性があることを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、 北朝鮮の対米外交を担当する崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は2日土曜、「朝鮮労働党のキム・ジョンウン委員長も、アメリカとの核協議の停止を考えている」とし、「北朝鮮は、1年以上前から行動を自重しており、核・弾道ミサイル実験を停止している。こうした条件では、少なくともわが国に対する制裁の一部が解除されるべきだった」と語りました。
また、「これ以前にも、国連安保理の文書で北朝鮮が核活動を停止すれば、同国に対する制裁が解除されるとされていたが、これは今現在実現していない」と不満を示しました。
先月27、28日の2日間にわたり、ベトナム・ハノイで2回目の米朝首脳会談が実施されました。アメリカの過剰な要求により、この会談は予定より早く、また物別れに終わりました。
トランプ米大統領とキム委員長は昨年、シンガポールで史上初の米朝首脳会談に臨み、朝鮮半島の非核化を盛り込んだ合意文書に署名しました。この文書は多くの不透明な点が指摘されていました。
事実、シンガポールでの合意から数週間後、アメリカはこの合意を無視した形で対北朝鮮制裁を1年延長し、北朝鮮はアメリカのこの行動に強い怒りと抗議の意を示していました。
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