アメリカが、リビアの武装組織ハフタル将軍の行動を正式に支持
4月 21, 2019 21:12 Asia/Tokyo
アメリカ国務省が、リビア内戦で同国の東部を拠点とした武装組織・LNAリビア国民軍を率いるハフタル将軍を支持し、「アメリカの見解では、ハフタル将軍はリビアの石油資源の保護やテロ対策に重要な役割を果たしている」と表明しました。
ヨルダン・アンマン発行のアラビア語の週刊紙アルハダスによりますと、アメリカ国務省は20日土曜、リビア内戦の関係勢力の1つであるハフタル将軍への支持を表明し、「アメリカは、民主的で統一され、安定したリビアを求めている」と主張しています。
また、リビア国民に対し、政治的なルートに立ち返り、ハフタル将軍にリビアの政治的なプロセスにおいて重要な役割を果たさせるよう求めました。
ハフタル将軍は今月4日、数日間のサウジアラビア訪問および、同国の政府関係者との会談の終了後、リビアの首都トリポリを攻撃しました。
この攻撃で、これまでに民間人18人を含む少なくとも205人が死亡、ほか900人が負傷し、およそ1万9000人が住む家を追われています。
19日金曜、トリポリではハフタル将軍が率いるLNAの攻撃を非難し、同国に対する外国の内政干渉に抗議する数千人規模のデモが実施されました。
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