国連事務総長が核合意を支持 米を批判
12月 20, 2019 17:23 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、アメリカによる核合意離脱とイランへの制裁を遺憾としました。
イラン核合意に関するグテーレス事務総長の8回目の報告が19日木曜、国連安保理会合で発表されました。
この報告では、米国による一方的な対イラン制裁は、核合意の目的や安保理決議2231号に反して行われたとしています。
グテーレス事務総長は、「包括的共同行動計画としての核合意は、多国間外交による最も重要な成果の1つだった」と表現しました。
また、「核合意は、国連加盟国からの幅広い支持を集め、2015年に安保理決議2231号において承認された」としました。
さらに、「包括的共同行動計画・核合意の重要な部分は、イランの核活動をめぐる制裁を解除し、同国の貿易と経済関係を正常化することを可能にするものだ」と強調しています。
そして、「2016年1月16日から今年6月14日までの間に、IAEA国際原子力機関は15回にわたり安保理に報告を提出した。一連の報告においてはイランが核合意のすべての責務を履行してきた事実が承認されている」として、イランが核合意を順守してきた事実が述べられています。
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