OICがミャンマーに国際刑事裁判所の判決遵守を求める
1月 27, 2020 17:52 Asia/Tokyo
OIC・イスラム協力機構が、ミャンマーでのイスラム教徒ロヒンギャ族の殺害を防止する措置について、国際刑事裁判所が出した判決を評価し、ミャンマーに対し国際刑事裁判所の命令に基づいて行動するよう促しました。
国際刑事裁判所は23日木曜、満場一致でミャンマーのイスラム教徒ロヒンギャ族の殺害を防止するための措置を講じることを決定しました。
また、同裁判所はその判決の中でミャンマーに対し、4カ月後に報告書を提出するよう命じ、裁判所の命令が施行されてから6カ月後にも報告書を提出するよう命じました。
OIC は声明の中で国際社会に対し、ロヒンギャ族に有利な判決と正義確立のため、さらなる法的措置が取られることを支持するとともに、ロヒンギャ族の生活保護に向けて外交・政治努力が強化されるよう促しました。
2017年8月、ミャンマー西部のラカイン州で同国政府軍と過激派仏教徒がイスラム教徒のロヒンギャ族を攻撃し、現在まで6000人以上が死亡、8,000人が負傷、そして約100万人が隣国バングラデシュに逃れて難民となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj