新型肺炎が自動車産業に影響
2月 09, 2020 21:02 Asia/Tokyo
アメリカやヨーロッパ、日本の自動車メーカーの工場が置かれて十数年になる中国では、現在新型コロナウイルスの感染拡大により、自動車市場の需要の激しい落ち込みが続く怖れがさらに深刻なものとなっています。
フォルクスワーゲン、ダイムラー、ルノー、ホンダ、ヒュンダイ(現代自動車)といった世界の大手自動車メーカーは、中国において巨大な設備投資を行っています。
中国は、自動車生産台数および販売台数において、世界で1位となっています。しかしこの1年間で、中国の貿易の成長速度の落ち込みと米中貿易戦争によって、自動車市場における販売台数は目に見えて減少しました。
現在中国では、6000万人の人々が新型コロナウイルスの検疫対象となっており、そのうち数百万人は、ウイルスの流行が収まるまで、自動車購入のために外出することはないと見られています。これに加え、人々が外出できるようになるまでこの先しばらく自動車産業が休止状態となることで、この国の自動車市場が過去1年間の不景気から脱却するチャンスがさらに減る見込みです。
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