アメリカ国務長官が北朝鮮に警告
(last modified Tue, 12 Apr 2016 12:01:21 GMT )
4月 12, 2016 21:01 Asia/Tokyo
  • アメリカ国務長官が北朝鮮に警告

アメリカの国務長官が北朝鮮に対し、同国の挑発的な行動の継続に関して警告を発しました。

韓国・ヨンハプ通信が12日火曜、伝えたところによりますと、ケリー長官は、広島での記者会見で、「北朝鮮が挑発行為をやめなければ、アメリカは北朝鮮に対して制裁を強化するつもりだ」と述べました。

ケリー長官は、「G7の外相会合で、すべての参加者がこの数ヶ月の北朝鮮の挑発行為の拡大に関して懸念を示した。この行動は朝鮮半島の情勢不安につながり、それに対抗するために現実的な歩みが進められるべきだとした」と述べました。

ケリー長官は、「最近採択された対北朝鮮安保理決議の一部はまだ実行されていないが、今後数ヶ月以内に実行される」とし、「とはいえ、この決議が完全に実行されるかどうかは北朝鮮の行動しだいだ」と述べました。

さらに、「韓国における弾道ミサイルシステムTHAADの配備は、北朝鮮の脅威に対抗するために考慮された措置だ」としました。

韓国国防省は3月8日、THAAD配備への反対に対し、それは完全に機密の問題であり、治安確保に向けたものだとしました。

中国はこの計画の最大の反対国であり、アメリカは、このシステムは中国を危険にさらすものではないと述べています。

北朝鮮は2月6日、衛星に搭載した弾道ミサイルを宇宙空間に打ち上げました。このミサイルの発射は同国の核実験の数週間後に行われたもので、北朝鮮の近隣諸国や西側の非難に直面しました。