アメリカ軍、フィリピンの駐留を拡大
4月 14, 2016 23:12 Asia/Tokyo
アメリカ国防長官が、「軍事関係の強化を目的に、フィリピンに、アメリカ軍兵士が派遣され、軍備が移送される」と語りました。
ロイター通信によりますと、アメリカとフィリピンが軍事関係をこれまで以上に強化しようとしている中、アメリカのカーター国防長官は14日木曜、「軍事関係を強化するため、より多くの兵士を派遣し、より多くの兵器を移送する」と強調しました。
両国は、南シナ海における共同の巡回を開始しています。
アメリカの地域における行動は、中国も南シナ海と東シナ海における進出を拡大するために多くの行動に出ている中で行われています。
アメリカは、フィリピンにおける恒久的な軍事駐留の拡大を意図していませんが、地域諸国、とりわけフィリピンとの安全保障上の協力拡大における取り決めを守っていることを示そうとしています。
カーター長官は、「地域諸国は、中国の活動に関する懸念を表明しているが、アメリカの軍事駐留の拡大は、中国との対立の拡大の要因にはならないだろう」と語りました。
カーター長官はまた、フィリピンの国防大臣との共同記者会見で、「アメリカ軍はフィリピンにおける通常の定期的な駐留を行う。我々の業務は、過去数十年間に行われた通例の行動の一部だ。この行動は同盟国の呼びかけによって行われている」と語りました。
アメリカ国防総省も、アメリカとフィリピンの南シナ海における巡回活動が、3月にはじめて行われ、2回目の共同の巡回も今月上旬に行われている。この巡回活動は今後も通常業務として行われると表明しました。
アメリカは最近、日本とも共同の巡回活動を行っています。
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