国連が、コロナ禍での現代の奴隷制に懸念を表明
(last modified Thu, 07 May 2020 07:02:56 GMT )
May 07, 2020 16:02 Asia/Tokyo
  • 国連が、コロナ禍での現代の奴隷制に懸念を表明
    国連が、コロナ禍での現代の奴隷制に懸念を表明

国連は、新型コロナウイルスの蔓延下における様々な形態の奴隷制について警告しています。

国連の情報サイトによりますと、コロナ危機の壊滅的な経済的および社会的影響が、現代の奴隷制度の問題を悪化させる可能性があると警告しています。奴隷制度はかつて、世界中で4000万人以上を脅かしていました 。

強制労働などの「現代的形態の奴隷制」を調査する国連の小保方智也報告者は、政府の不作為は新型コロナウイルス危機のマイナスの影響を悪化させるとし、「すぐに適切な処置をとらなければ、もっと多くの人々が『たった今からそして長期的に≫奴隷化する可能性が高い」と警告しています。

小保方報告者によれば、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、世界中で数十億人の労働者が被害を受けましたが、政府の管轄下ではない非公式の経済部門の労働者への影響ははるかに致命的なものです。

小保方報告者は特に、社会保障の支援を奪われたすべての労働者、特に日雇い労働者、非契約労働者、季節労働者、臨時労働者について強く懸念しています。

そして最後に、「これらの弱者の多くは女性、子供、移民である。子どもたちは、経済状況の悪化と十分な政府の支援を欠いていることから、最悪の形態での児童労働にさらされている」としました。
 

国連は2019年のレポートで、現代の奴隷制を「人々が強制的に労働や性的労働を余儀なくされている状況」と定義しました。

 

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