独・ベルギーによる反シリア決議案に、中・露が拒否権
7月 08, 2020 17:49 Asia/Tokyo
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国連安保理
中国とロシアが、ドイツとベルギーが国連安保理に提出した「シリアへの越境支援」名目の決議案に拒否権を行使しました。
イルナー通信によりますと、ドイツとベルギーは7日火曜、シリア政府の許可や監督のないまま行われているいわゆる人道的な越境支援措置の延長に向けて決議案を提出しました。
西側諸国はここしばらく、決議採択をめざす道を探ってきましたが、ロシアはこれに激しく反発しており、「いかなる措置も、テロとの闘いに混乱を生じさせないよう、シリア政府と調整したうえで行われるべきだ」と強調しています。
西側諸国は、シリアへの人道的越境支援の名の下に、同国のテロ組織に武器や軍事装備を届けています。
シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカ、およびその同盟国の支援を受けたテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルの有利に変えることを狙い、大規模な攻撃をしかけたことで勃発しました。
シリア軍は先ごろ、イランの軍事的助言やロシアの支援を受けて、国内のISIS問題収束に成功しており、国内に展開する他のテロ組織の掃討にも実績をあげています。
アメリカやその同盟国は、シリア国内でテロ組織が一掃されることを非常に懸念しています。
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