米ファウチ博士、「国内で国民は2022年まではマスク使用」
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、「アメリカ国内では、2022年まで市民はマスク着用を強いられるだろう」と語りました。
ファウチ所長はCNNのインタビューで、「より多くのワクチンの使用許可と予防対策で、状況は加速度的に落ち着きを取り戻している」と述べています。
アメリカでのコロナ感染者は現在、世界全体の累計感染者のおよそ26%を占めています。
最新の統計によりますと、全米では過去24時間で6万9000人を超えるコロナウイルスの新規感染者が確認され、そのうち約2000人が死亡しました。
新型コロナウイルスによる最初の死亡者が見つかって1年あまりになる米国では、現時点でコロナ感染者数は2870万6000人以上に達し、このうち約51万人が命を落としています。
アメリカでの新型コロナウイルスの新規感染件数と入院数はここ数週間で減少していることから、一部の州や地方では規制の緩和の傾向が見られています。
しかし、新しい変異ウイルスの流行が広がっており、専門家は別の致命的な感染拡大を抑制するためには安全措置の強化が重要だとして警戒を強めています。
なお、IHME米ワシントン大学保健指標評価研究所の予測では、今年6月1日までに新型コロナウイルスによってさらに9万1000人が死亡する可能性があるとされています。
IHMEのチームは、今後4カ月の感染拡大の軌道で最も不確定な要素は、日々の新規感染件数と死者数の減少基調に対して個人がどのように反応するかだと指摘。人々の移動が急速に増えたり、マスクの着用が減ったりすれば、4月に多くの州で新型コロナウイルスによる感染者や死者数は容易に増加するとの見通しを示しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/
http://urmedium.com/c/japaneseradio