英紙、「米軍が国内貧困地区で有毒化学物質焼却」
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英ガーディアン紙が、米軍が国内の貧困地区において、人の体内で分解されず蓄積することで知られる有毒な化学物質の一種を、秘密裡に処理するため焼却していることを暴露しました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
3月 29, 2021 17:01 Asia/Tokyo
  • 米軍     
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英ガーディアン紙が、米軍が国内の貧困地区において、人の体内で分解されず蓄積することで知られる有毒な化学物質の一種を、秘密裡に処理するため焼却していることを暴露しました。

ガーディアン紙によりますと、米軍は2016年から2020年にかけて、2000万ポンド(約9070トン)以上の化学物質を秘密裡に焼却するよう命じました。この物質の焼却は、地域住民が利用する畑や水源、大気に汚染物質が放出される原因となります。

この化学物質は、消火の際に消防隊などで使われる発砲性の物質、水成膜泡消火薬剤( Aqueous Film Forming Foam :AFFF)と同じものです。

この報道は、米国防総省が現在、化学実験を実施中であり、それを知らない米国民数百万人の健康はその実験台にされているとしています。

米軍により発明されたAFFFはベトナム戦争中、軍の戦艦や飛行場にある石油燃料の引火による火災を鎮火するために利用されていました。

今日この化学物質は、地球環境に前代未聞の危機をもたらすとして注目を浴びています。

少量でもこの物質にさらされれば、人体の癌細胞化、成長阻害、免疫システム撹乱などの原因となるほか、新型コロナウイルスへの感染やワクチン効果の減少といった影響も考えられます。

米軍による在庫AFFF焼却処分計画は、正当化できない措置というだけでなく、処理にあたる6つの企業にも、恒常的に環境関係法を違反させていることになります。

 

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