米で、警官の手により1日あたり3人の市民死亡
4月 19, 2021 17:25 Asia/Tokyo
この1年にアメリカで警察による暴力を伴った人種主義的行動が激しくなる一方、警官により殺害されたジョージ・フロイドさんの事件公判が先月に開始されて以降、平均して1日あたり3人が警察の手により死亡したという統計結果が出ています。
米ニューヨークタイムズによりますと、先月29日にフロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告の公判が始まって以降、アメリカでは平均して1日あたり3人以上、累計で64人が警察の手により死亡しています。このうち42件は、事件の容疑者が銃器を所持していたケースでした。
同紙はこの記事で、「この3週間に警察の手により死亡した者のほとんどは黒人もしくは南米系の30歳以下の男性であり、そのうち4人は未成年だった」としました。
警察の暴力に関するデータを下にした2013年以降の「Mapping Police Violence」報告によれば、アメリカでは1年あたり1100人が警察の手により死亡しています。この人数には、フロイドさんのように何ら抵抗せずに殺された人々、および銃器を所持している状態で殺された人々が含まれます。
黒人男性のジョージ・フロイドさんは昨年5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官によって殺害されました。
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