米フロリダ州で、銃乱射事件により27人が死傷
May 31, 2021 03:02 Asia/Tokyo
アメリカ南部フロリダ州マイアミ近郊で銃乱射事件が発生し、27人が死傷しました。
ファールス通信によりますと、フロリダ州マイアミ近郊のコンサート用に借り上げられた宴会場で現地時間30日日曜未明、銃乱射事件があり、2人が死亡したほか、25人が負傷しています。
負傷者の1人は重態とされています。
マイアミ市内で週末の休みに、死亡者を出す銃撃事件が発生したのは、これで2回目です。
マイアミ警察は29日土曜、同市内での銃撃事件の発生を伝えるとともに、負傷者数を7人と発表していました。
アメリカは暴力事件、人質事件、銃器を使った襲撃事件といった犯罪の波にさらされており、年間数千人が各地で銃撃により死傷しています。
公式統計によれば、同国には2億7000万~3億丁の銃器が存在し、これは人口1人あたり約1丁の銃がある計算になります。
アメリカで銃器携帯が自由であることは、この国全体での銃を用いた暴力事件の日常的な発生に繋がっており、それらの事件のほとんどでは、複数の人が命を落としています。
しかし、アメリカでは銃器関係ロビー団体が非常に強力であるため、米議会はこれまでに銃器携帯を制限する措置を取れずにいます。
アメリカの人口は世界の総人口の約5%に過ぎませんが、銃器を用いた集団殺害事件を起こした人数の割合では、およそ31%を占めています。
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