アメリカ大統領、「原爆投下は正しい行為だった」
May 11, 2016 21:15 Asia/Tokyo
アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官が、「アメリカ大統領の広島訪問は原爆投下の謝罪を意味しない」としました。
アーネスト報道官は、10日火曜、「オバマ大統領は、1945年の核攻撃は正当な理由で行われたと考えている」と述べました。
アメリカ政府は、9日月曜、「オバマ大統領は、G7・先進7カ国の首脳会議に出席するために日本を訪れる中で、5月27日、広島を訪問し、原爆ドームを視察する」と語りました。
これまで、アメリカの大統領は、原爆投下への謝罪ととられるのを恐れて、広島や長崎を訪問していません。
アーネスト報道官は、10日火曜、記者会見で、「もし大統領の広島訪問を謝罪と取る人がいれば、それは誤った認識だ」と述べました。
さらに、「オバマ統領は、トルーマン大統領が正当な理由で原爆の使用を決定した。それは恐ろしい戦争を終わらせるためだったと考えている」と述べました。
1945年、トルーマン大統領が率いる当時のアメリカ政府は、イギリスの支援を受けて、広島と長崎に原爆を投下しました。史上唯一のこの核攻撃で、少なくとも13万人が死亡しました。
この攻撃の後、日本の天皇は第2次世界大戦での敗北を認めました。アメリカはこの攻撃は戦争を終わらせるために必要だったと主張し、謝罪を控えています。
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