世界的な環境協定を求める声が高まる
7月 19, 2021 19:10 Asia/Tokyo
欧州各国や発展途上国は、気候変動による破壊的影響への対策と自然の再生のため、「世界的な環境協定」について強調しました。
英ガーディアン紙が19日月曜、報じたところによりますと、この連合は各国の政治家に対し、今年のCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)に向けて環境にやさしいグリーン経済への移行を可能にする政策を立案するよう呼びかけています。
COP26は、今年10月31日から11月12日まで英グラスゴーで開催される予定です。
この連合は、英、ブラジル、アルゼンチン、インドネシア、マレーシア、米などの各国代表から構成されます。
米ミネソタ州選出のイルハン・オマル下院議員は、「米や世界中で最近起きている気候状況の異変は、気候変動が始まり、人類の生存を脅かすものであることを警告している」と語りました。
この連合は各国政府に対して、グリーン経済を強化するため行動を開始し、世界各国へのコロナワクチン供給や貧困国のための債権放棄に協力するよう求めました。
イギリスのコンサルタント会社「ヴィヴィッド・エコノミックス」の調査によりますと、世界経済の支援のための費用17兆ドルのうち、わずか10分の1が温室効果ガス削減や自然再生のためのプロジェクトに充てられているということです。
その一方で、3兆ドル以上が、石炭燃料やその他の化石燃料関連の産業をはじめとした環境を破壊する産業や活動に費やされています。
この連合にはこれまでに、19の国から21人の代表が参加しています。
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