米マテル社の「五輪バービー」に、アジア系不在で批判集中
8月 10, 2021 17:21 Asia/Tokyo
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五輪バービー
米玩具大手マテルが東京オリンピックに合わせて発売したバービー人形のシリーズに対し、アジア系の人種が含まれていなかったとの批判が集中しています。
米CNNによりますと、マテルは昨年2月、IOC国際オリンピック委員会や東京五輪の主催団体と提携して五輪バービーのシリーズを発売しました。
このシリーズは、今大会で追加された野球・ソフトボール、スポーツクライミング、空手、スケートボード、サーフィンの各競技をテーマにした5種類のバービーで構成されています。
先月の五輪開幕に合わせて売り込みが本格化すると、多様性の尊重と革新を掲げて「五輪公式」をうたう商品にもかかわらず、アジア系のバービーが入っていないと指摘する声が相次ぎました。
五輪はアジアの代表的な都市、東京で開催されました。追加競技の空手は沖縄発祥ですが、空手着姿の選手は白人のバービーでした。SNSでは、マテルが偶然か意図的かにかかわらず、アジア系を無視したことに失望感を示す書き込みが目立ちました。
ミシガン州マコーム郡の郡政委員を務めるアジアの少数民族、モン族出身の女性はツイッター上で、自分の娘たちにバービー人形は買わないと宣言しました。
東京五輪の米代表団ではアジア太平洋諸島系の選手らもメダルを獲得して注目を集めました。体操女子ではモン族系のスニーサ・リー選手が、アジア系で初の個人総合優勝を果たしました。
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