オーストリアで、男が母親の死亡隠して社会保障給付を受給
9月 11, 2021 18:55 Asia/Tokyo
オーストリア西部に住む66歳の男が、死亡した89歳の母親の死亡事実を隠し、社会保障制度の給付を受けていたことが判明しました。
CNNによりますと、オーストリア警察は11日土曜までに、同国西部に住むこの男が死亡した89歳の母親の遺体をミイラ化させて保持しているのを発見したことを明らかににしましたた。
警察は10日金曜の声明で、「男はインスブルック・ラント行政区にある家屋の地下に母親の遺体を取り置いていたことを認めており、また遺体を保管していた理由として、母親の社会保障制度の給付を受け続けるためだったとしている」と表明しました。
また、フランス通信によりますと、男は「氷嚢(ひょうのう)を使って遺体を凍らせ、臭いが発生するのを防いだ。さらに包帯でぐるぐる巻きにし、流れ出る体液を吸収させていた」と供述しており、男の兄弟が母親に会いに来た際には、病院にいると話していたということです。
母親の女性は昨年6月に死亡したとみられますが、男は埋葬などをせず、女性の年金と介護手当の支給を受け続けており、警察の調べでは男はこの間に5万ユーロ(約650万円)前後を受け取ったということです。
今回の事件は、給付金の支給手続きのために訪れた郵便配達員が母親に会うのを拒否されたと当局に報告したため、遺体を隠していたことが発覚したものです。
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