SNS大手FBが顔認証機能を廃止へ、プライバシー配慮のため
11月 03, 2021 15:53 Asia/Tokyo
フェイスブックから社名を変更した米IT大手メタが、プライバシーへの配慮から近く顔認証機能を廃止します。
NHKが3日水曜、報じたところによりますと、SNSの情報管理をめぐる問題が相次いで明らかになる中、フェイスブックから社名を変更したメタは2日火曜、公式のブログでフェイスブック上で写真や動画に写っている人の顔を自動的に識別する顔認証の機能について、プライバシーに配慮して近く廃止すると発表しました。
フェイスブックではこれまで、蓄積されている膨大なデータをもとに、写真や動画に写っている人の顔をAI・人工知能での自動的な識別、タグ付けにより、他人が投稿した写真に自分が写っている際に通知されるサービスを提供してきました。
しかし、利用者の間でプライバシーの侵害にあたるという懸念が強まっていることなどを受け、同社は「利用を制限することが適切だ」として、顔認証の機能を今後数週間以内に廃止する旨を決定しています。
これに伴い、顔認証のために蓄積されてきた10億人以上のデータは削除される見通しです。
フェイスブックをめぐっては、元社員が持ち出した内部文書をもとに情報管理に関する問題が相次いで報じられ批判が高まっているほか、今後、会社が力を入れるとしているメタバースと呼ばれる仮想空間のサービスでもプライバシーの保護が重要な課題になると予想されています。
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