欧州の難民危機についてポーランドが新たな主張
11月 10, 2021 15:27 Asia/Tokyo
ポーランドのモラヴィエツキ首相は、同国国境へ大量の難民が押し寄せていることに関して、「難民危機はEU全体を危機に陥れる」と述べました。
イルナー通信によりますと、欧州は、各国の国境に難民が殺到していることで、再び危機に直面しています。
EU各国は、押し寄せる難民に対し、国境を閉鎖したり、受け入れ条件を厳しくしたりしています。
とりわけ東欧諸国にはより多くの難民が押し寄せています。ポーランド当局は、この状況について懸念を示し、1万2000人以上の兵士を難民対策として国境に配備したことを明らかにしました。
難民の状況が厳しく、非人道的になっていることで、国際機関は欧州諸国、特にポーランドに対して警告を発しています。
国際人権団体・アムネスティインターナショナルは、ポーランドに対して、同地域における非常事態宣言の解除や、難民たちのニーズの適切な確保、彼らの要求に向き合うことを求めました。
欧州諸国は、日頃は国際分野における人道主義、人権擁護、自由などを謳い、多くの国を人権侵害で非難し、制裁などの処罰を行っていますが、難民たちに対しては厳格で非人道的な政策をとっています。
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