COP26合意文書草案に環境活動家らが抗議
11月 11, 2021 21:11 Asia/Tokyo
英グラスゴーで開かれているCOP26・第26回気候変動枠組条約締約国会議の閉幕が近づく中、合意文書の草案が公開され、環境活動家などから、弱腰であいまいなどと広く批判されています。
イルナー通信によりますと、環境保護団体などは、COP26合意文書の草案が公開されると、会場の建物の前に集まり、気候変動の影響が悪化することについて抗議の声をあげました。
環境保護団体は、この草案は気候変動問題の解決策になっておらず、より踏み込んだ行動をとるべきだとしています。
これらの団体はさらに、気候変動対策のために人々が運動を起こすことを求めました。
今回公表された草案では、各国は、2022年までに温室効果ガス削減計画を再検討・強化し、同年末までに2050年までの全体排出量ゼロというカーボンニュートラル実現に向けた長期戦略を公表し、気温上昇を摂氏1.5度以内に抑えるための確認可能で効果的な措置をとらなければならないことになっています。
この草案ではまた、各国は石炭の使用と化石燃料製品への依存を停止するプロセスを加速させ、発展途上国による気候変動対策を支援するため環境予算を倍増させることが義務付けられています。
世界各国の首脳や高官らは、環境専門家・活動家らとともに、今月1日から英グラスゴーに集まり、COP26の枠組みで、各国が気温上昇抑制への取り組みを約束した2015年のパリ協定の存続について、討議・意見交換を行っています。
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