インド・ロシアの武器取引からドル建て排除へ
12月 07, 2021 20:16 Asia/Tokyo
数十億ドル規模の武器取引を行っているロシアとインドが、両国間の武器取引における米ドルの使用を排除することで合意しました。
ロシア・リアノーボスチ通信によりますと、ロシア国営兵器輸出企業「ロス アバロン・エクスポルト」の社長は7日火曜、メディアのインタビューで、対インド取引でのドル建て排除合意に触れ、「我々の従来からの慣習に従い、理解が容易になるよう、すべての武器契約の価値や金額規模は米ドルで発表する」と語っています。
また、「当社は、他国との武器取引から米ドルを100%除外している。インドに関しては、同国とロシアのすべての取引は、ロシア・ルーブルまたはインドルピーで行われる」と述べました。
同社長によりますと、ロシアは、AK-203カラシニコフ銃の現地生産化でインドと合意しており、第1フェーズでは5〜70%増加により同種の銃が12万丁、第2フェーズでは、インドが必要とするすべてのカラシニコフ銃の100%がインドで生産されることになります。
ロシアはイラン、中国、インド、トルコなどの一部の国とは、相手国の通貨で貿易を行っており、今後は他の多くの国との貿易にもこのようなシステムの導入が検討、想定されています。
プーチン・ロシア大統領の命令により、2017年以降はロシア国内の港湾の貿易はロシア・ルーブルでのみ行われ、外国貿易の大部分を占める米ドルでの貿易は禁止されています。
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