FAOが、異例の食糧価格高騰を懸念
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FAO国連食糧農業機関が、「今年2月に世界では食糧価格が最高水準にまで高騰した。これは、主にウクライナで継続中の戦争による穀物や採油用種子の価格上昇から来ている」と発表しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
3月 08, 2022 17:38 Asia/Tokyo

FAO国連食糧農業機関が、「今年2月に世界では食糧価格が最高水準にまで高騰した。これは、主にウクライナで継続中の戦争による穀物や採油用種子の価格上昇から来ている」と発表しました。

ウクライナとロシアは、穀物や採油用種子、特に小麦の世界で最も重要な生産国となっています。

FAOは発表した声明において、「当機関の食糧価格指数は2月、前月の135.7から3.9%上昇して140.7となった」と強調しました。

この指数は、主要な一連の食品の国際取引価格の変動を調査したうえで毎月発表されています。今回より前に懸念すべき価格高騰が起きたのは2011年2月で、このときは137.6を超える指数が記録されました。

フランス食品最大手のEルクレールは7日月曜、「ウクライナ戦争が今夏の穀物および採油用種子の価格高騰に与える影響」について、深い懸念を示しました。

同社はまた、「欧州住民は、実感できるようなインフレを10年近く経験していないが、欧州内でほどなく、これまでにない食糧価格高騰に直面することになるだろう」としています。

 


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