米テキサス州でまたもや銃撃事件、7歳少年死亡
6月 14, 2022 14:54 Asia/Tokyo
米テキサス州ヒューストンの地元警察が、民家が銃撃され7歳の少年が死亡したと発表しました。
イルナー通信によりますと、現場地区の警察署長は、「ヒューストン都市圏ハリス郡クローバーリーフでの銃撃は、車から行われたものだった」と説明しました。
警察はまた、「この少年は寝室で被弾し、病院に搬送されたが、死亡が確認された」としました。
また他のニュースとして、ジョージア州アトランタのグレイディ記念病院で家族同士が発砲し合い、1人が死亡し、もう1人が重傷を負ったことが伝えられています。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。
アメリカではこのところ、武器製造業者ロビーの圧力やホワイトハウス当局者の軽視を背景に集団銃撃事件や銃暴力が頻発し、その犠牲者が激増していることから、市民による抗議が高まっています。
このことを裏付ける例として、11日土曜には数万人の米国民らが全米数十か所で抗議行進を行い、銃暴力を規制する法案の可決を求めました。抗議者らは、特に首都ワシントンDCでの集会が、「あなた方の消極姿勢がアメリカ人を殺している」という、国内の政治指導者らへの明白なメッセージになっているとしています。