12月 20, 2016 20:26 Asia/Tokyo
  • 主婦ヂカラ

イランでは何かあると必ず親戚が集まって、そのときは必ず食事が出されます。

とくにトルコ系の人はその傾向が強く、主人の家族がいつもどこかに集まっていました。食事を出したり、お茶を出したりしてもてなすのは主婦の仕事です。昔は仕事をしている女性より専業主婦の方が多くて、何かと集まっても、ご飯時になると魔法のように大人数の食事が出されたものでしたが、今では突然家を訪れても女性が仕事に出ているときは、お茶を出すこともままならないようです。昔は親が年を取って介護が必要になっても娘やお嫁さんが協力し、仕事を分担し合って面倒を見ていたものでした。それも専業主婦だからできたことで、今ではだれが面倒を見るのか、だれもいないときには看護師を雇わなければならなくなっています。イランの家族らしさも時代と共に変わっていって淋しいかぎりですが、だからといってだれが昔の主婦の役割を担うかというと、だれもなかなかそこまでは責任を負えないというのが本音のようです。

 

2016/12/20  中村美香