第4回テヘラン折り紙コンテストにて
2月 12, 2017 20:08 Asia/Tokyo
先日、テヘラン大学にて第4回折り紙コンテストが開催されました。
今回私は、審査委員として参加させていただいたほか、千羽鶴と佐々木禎子さんのエピソードについて講演させていただきました。「サダコの千羽鶴」のエピソードはイランでも良く知られており、昨年には折鶴を使った平和の式典も開催されています。今回も大掛かりな作品や複雑な折り紙など、優秀作品が目白押しでしたが、それ以上に私が感動したのは、両手の指がないイラン人中学生の男の子による折り紙のショーでした。不自由ながらも、その男の子は両手を最大限に駆使してものの5分ほどで折鶴を織り上げ、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こりました。障害を持ちながらもひたむきに折り紙を折るその子の姿に、私も大変心打たれたました。会場には、この男の子のご両親も来場しており、拍手喝さいを受ける我が子の姿に感慨もひとしおだったのではないでしょうか。一般の優秀作品とはまた違う素晴らしい作品が披露された今回の折り紙コンテストでした。
2017年2月12日 山口雅代
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