2017年10月 6日 (福本・北川) 【音声】
福本: さて、北川さん、イランでは、先月からイスラム暦のモハッラム月を迎えていまして、このモハッラム月は、シーア派3代目イマームホサインが殉教した出来事を悼んで、イランの各地で、とても盛大な追悼行事が取り行われますよね。
福本:
さて、北川さん、イランでは、先月からイスラム暦のモハッラム月を迎えていまして、このモハッラム月は、シーア派3代目イマームホサインが殉教した出来事を悼んで、イランの各地で、とても盛大な追悼行事が取り行われますよね。
北川:
先月30日のタースーアと今月ついたちのアーシュラーの行事ですね。この追悼行事の背景については、ラジオ日本語でも特別番組を組んで皆様にお届けしました。
福本:
イランでは、タースーアとアーシュラーの両日、イマームホサインのために盛大な儀式を取り行うわけですが、北川さんは、テヘラン、あるいは地方でこの追悼行事をご覧になったことはありますか?
北川:
はい、学生をしていたころは、学校が休みだったので、思う存分見ることができました。私はテヘランの東部のイマームホサイン広場周辺で見たんですが。そのあたりはいわゆる下町なんですね。たとえが悪いかもしれませんが、日本でも伝統的な行事は下町のほうが盛り上がりますよね。イマームホサイン広場も同じで、多くの人出がありました。まあ、近所でも毎日、何かしらやっているんですが。
福本:
我が家の近くでも、モハッラム月が始まってから夜の10時過ぎになると地面を揺るがすような大きな太鼓の音とスピーカーから朗々と流れる哀歌が聞こえてきて、黒い服に身を包んだ大勢の男性たちが練り歩くんですよね。息子はそれを合図に外に出て行って、行列に加わっていました。もっとも彼の場合は、ご町内を一周した後にふるまわれる食事も楽しみの一つではあったようです。
●リスナーより
イラン国営放送を本格的に聞くようになって、もう半年が過ぎました。これまで私はイスラム圏の国々に関しての知識はまったくありませんでした。しかしながら、ニュースやニュース解説を聴いているうち、おおまかにイスラム圏の様子がわかるようになりました。また、新聞の切り抜きをすることによって、知識を自分のものとすることができました。これからも番組の中で私のような者にもよくわかるニュース解説や説明をして下さるようにお願いします。
●ラジオより
福本:
N・Kさん、お便りありがとうございます。いつも何かしら同封して下さって恐縮しております。そして、私たちの放送を聞いて、イスラム圏の様子がわかるようになった、との嬉しい感想も頂戴しました。
北川:
今後ともニュースや解説をお伝えする上で、わかりやすいよう心がけてまいります。
福本:
そうですね。わかりやすい、というのは大切ですよね。ニュースを聞いていても、専門的な知識を要求されるようでは困ってしまいますものね。翻訳スタッフもアナウンサーも「よくわかるニュース」、これからも心掛けて参りたいと思います。
●リスナーより
こちら日本では9月中旬になり、夜の虫の鳴き声がとても騒がしくなり、季節が夏から秋へと動いていることを実感しています。テヘランでは季節が秋へと向かう時に、虫の鳴き声が騒がしくなるのでしょうか?
●ラジオより
福本:
O・Kさん、お便りありがとうございます。Oさんからは、9月のはじめに開催されたハムフェアでの日本短波クラブの皆様の集合写真もいただいております。ありがとうございました。さて、秋の虫の鳴き声ですか。どうでしょうね、テヘランでは、まず夏の間にセミの声を聴いた記憶もありませんし、トンボも見かけないんですよね。モンシロチョウやアゲハチョウのたぐいは見かけるのですが、さて、虫のすだく声、北川さん、いかがでしょうか。
北川:
なかなか聞かれないですが、それでも、草の多い場所からは虫の音色が聞こえてきますね、何の虫かはわかりませんが、風流ですよね。
福本:
私たち日本人は風流だと感じる虫の声、イランの方々はどうなんでしょうね。ほら、日本人は左の脳、言語を司る側の脳で虫の声を認識するのに対して、欧米の人たちは虫の声などは右の脳で認識するので雑音程度にしか聞こえていない、なんて話を聞きますよね。そして、秋つながりで言えば、中秋の名月も忘れてはなりませんね。今年は一昨日の4日水曜が中秋の名月でした。リスナーの皆様は、空を見上げてお月さまを愛でることができましたでしょうか?
●リスナーより
久し振りの報告書です。仕事と家事に追われ、また夏の暑さに負けて、ラジオを聴くこともなかなかできない状態でしたが、少し涼しくなってきて、ようやく落ち着いて放送を聴くことができました。今回は受信状態がとても良くて、内容もほとんど聞き取れました。状態の良さを感じたのは、コーランの朗誦が終わった後、福本さんが日本語訳を朗読なさいますが、その声にエコーがかかっていることがわかった、ということでした。ネットで聴く時にはわかりますが、ラジオでは、これまで聴いてわかることがありませんでした。
●ラジオより
福本:
H・Mさん、お便りありがとうございます。短波放送でエコーが聞き取れるほど受信状態が良かった、ということですね。エコーの有る無しがよくわからない、といった程度ならよろしいのですが、かつてリスナーの方から、「エコーがかかっていると、アナウンサーの声が聞き取りにくい」というお声をいただいたこともありました。今は録音機器の性能も良くなってそのようなことはなくなったのでしょうか。
●リスナーより
北川アナの音楽コーナーで、今回は伝統音楽ではなく、イランのロックを紹介いただいたのも良かったです。今後も幅広くイランの音楽を紹介していただけたら嬉しく思います。
●ラジオより
北川:
正直に申し上げると、現代音楽、特にロックをはじめとした音楽はまだまだ発展途上で、成熟した古典系の音楽や地方音楽と比べてしまいますが、イランの新たな音楽シーンを追い続けるつもりですので、どうぞお楽しみに。
福本:
そういえばこの夏、息子と一緒にポップス歌手のコンサートに行ったんですが、バックミュージシャンの中には、ベースやドラム以外にも、伝統音楽で使用される弦楽器タールや打楽器のダフやトンバクを演奏するメンバーもいて、なかなか興味深かったです。
●リスナーより
毎日IRIBを拝聴する中で、難しいと思い敬遠してきたコーランの教えに、現代にも通じるものがあると思い、興味を持つようになりました。例えば、「貧困のために子どもを殺してはいけない」という言葉がありましたが、現代の日本においても、家庭の貧困による子どもの困窮が深刻になっています。コーランが書かれた時代と現代では社会環境は大きく異なりますが、同じような過ちがいまだに続いているのではないか、と考えています。
●ラジオより
福本:
T・Tさん、お便りありがとうございます。そうですね。毎週、日曜にお送りしている「コーランの物語」でも、毎回冒頭にこのような言葉が出てきます。
「神はそれらの物語を教訓として、人間を過ちや暗闇から救いだし、忠告を与え正しい方向へと導こうとしている」と、こういう内容なのですが、Tさんがおっしゃるように、人間は過ちを続けているわけで、だからこそコーランの教えが必要なのかもしれません。
10月の声を聞くと、金木犀の花の香りを懐かしく思い出します。皆様お住まいの地域では金木犀、咲いていますでしょうか?