3月 20, 2021 19:44 Asia/Tokyo

マレク国立図書館博物館は、ハージ・ホセイン・マレク氏によって収集され、マシュハドに本拠地を置く公共団体Astan Quds Razaviに寄贈されたものを収蔵しています。

イラン北西部の都市タブリーズ出身の裕福な商人の一族に生まれたハッジ・ホセイン・マレクは、青年時代にイラン北東部マシュハドにマレク図書館を設立し、その後、その図書館をテヘランのバーザールにあった父親から相続した家に移し、学識を求める人々に開放しました。これらの貴重な書籍は現在、博物館の由緒ある庭園の中にある建物に移管されています。

マレク国立図書館博物館の建物の建築様式は非常に美しく、図書館、コイン展示室、絵画のガッファーリー派の展示場室、書籍と絵画の展示場室、売店といったいくつかのコーナーや広間があります。

図書館には、印刷やリトグラフの本に加えて、1万9000点の写本があり、イラン最大の写本の宝庫の1つに数えられています。

コイン展示場には、アケメネス朝以前、つまり紀元前6世紀から現在に至る約9,000枚の歴史的な硬貨が展示されています。このコレクションでは、ギリシャ、セレウコス朝、ビザンツ帝国、イスラムカリフ諸政権、オスマン朝の硬貨を見ることができます。

カマル・オル・モルクとガッファーリー派の展示場では、イランの現代美術史上の最も有名な画家である、カマル・オル・モルクと称されるモハンマド・ガッファーリーと、その一派による絵画コレクションがあります。この展示場で最も貴重な絵画の一つには、病気のためにそれを完成することがかなわなかったカマル・オル・マルクの遺作『書を読む老人』があります。

書と絵画の展示室では、優れた書道作品や絵画作品、ミニアチュール装飾が施された作品、貴重な写本類のコレクションが展示されています。

この博物館では、貴重で素晴らしい10万点以上の歴史的な切手がも収集展示されています。また、切手コレクションの隣には、34枚の貴重なラグや絨毯を展示する絨毯展示室があります。

 

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