6月 01, 2022 18:05 Asia/Tokyo

イランの広大な大地は、多くの自然や観光名所を有し、エコツーリズムの可能性という点で、世界のトップ5に名を連ねています。この番組では、イランの自然の恵みをご紹介して参りましょう。

オルミーエ湖は、イラン北西部に位置し、国内最大の湖で、長方形をしています。この湖は北から南に延びており、アゼルバイジャンの自然を、東西に分割しています。この広大な湖には、数々の島が浮かび、海岸の水深が浅く、また安全で安らぎを感じられることから、多くの渡り鳥の生息地となっており、アジア大陸の中でも、多様性、風光明媚といった点で、他に類を見ません。この湖の近くには、タブリーズとオルミーエという2つの大都市が存在し、海や陸からの交通網が整備され、自然を愛する人々が、この湖と共に、美しく歴史的な2つの都市をも観光できる土台が整えられています。

オルミーエ湖の面積は、およそ5700平方キロメートルで、縦130から140メートル、横15メートルから50メートル、海抜約1270メートルとなっています。最も水深の深い場所は、およそ15メートルあり、平均しても5メートルに達します。オルミーエ湖は、世界第二位の塩湖とされ、世界に59ある自然環境保全地域のひとつとされています。この湖は、世界でも珍しい水鳥の生息に適した自然環境や、美しい海岸及び島々を有していることから、野生生物保護区に指定されています。また、美しい自然に囲まれ、世界有数の塩の産地としても知られており、その量は、800万立方メートルにもなります。この湖に浮かぶ島は、大小合わせて100を超えますが、中には、人が住んでいる島もあります。

 

オルミーエ湖の水は、大半が、周辺の高地から流れ込むものです。この湖の塩分が高いのは、湖の北部にある塩のかたまりの存在と、近郊のタルヘルードから大量の塩分が流れ込むことによります。湖の水は、塩分の濃度が非常に高く、季節や高度によって異なりますが、平均して、1リットルあたり、およそ300グラム、つまり30%となっています。この塩分濃度の高さから、オルミーエ湖の湖面は、寒い冬でも、氷がはりません。このため、渡り鳥は、冬になると、この地域に押しかけてきます。この地域では、冬の厳しい寒さの中でも、鳥たちの羽ばたく美しい光景を目にすることができるのです。

夏になると、オルミーエ湖には、国内外から多くの海水浴客が訪れます。また、湖の塩分を目指して、リューマチや肌の病気、神経症を煩っている人々がたくさんやって来ます。毎年夏には、この湖の水や泥を使った治療効果を狙い、海岸に滞在して治療を行っています。ショロフハーネやゴルマーンハーネにある海水浴場には、オルミーエ湖の景勝を堪能したり、治療効果を狙おうとやって来る、多くの人々でにぎわいます。

 


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