パキスタン高速でバスがタンク車と衝突、炎上して20人死亡
8月 17, 2022 15:58 Asia/Tokyo
パキスタン中部で、バスがタンクローリーと衝突し、20人が死亡しました。
パキスタンの地元紙ドーンが、同国首都イスラマバードから伝えたところによりますと、パキスタン中部パンジャブ州ムルタンの高速道路で16日火曜未明、バスが燃料を積んだタンクローリーに衝突し、いずれも炎上しました。
この事故で、バスの乗客ら少なくとも20人が死亡したほか、6人が負傷し、病院に搬送されました。
事故を起こしたバスには乗員乗客合わせて26人が乗っており、現地時間の15日夜9時ごろ、パキスタン東部ラホールを出発し、南部のカラチに向かっていたといたということです。
地元メディアは、このバスと衝突したタンクローリーには燃料が積まれていたと伝えており、現地からの映像ではバスやタンクローリーの車体が焼け焦げて大きく壊れ、消防が放水を行う様子が確認されています。
バスに乗っていた男性の1人は「壊れた窓から外に出ることができたが、バスは2時間以上にわたって燃え続けていた」と語りました。
地元当局などによりますと、事故原因はバスの運転手が居眠りをし、前方を走っていたタンクローリーに突っ込んだこととみられています。
パキスタンでは、道路の劣悪な状態や輸送車両の老朽化により、道路・鉄道輸送事故の死傷者数が多くなっています。
なお、パキスタンのシャリフ首相は、この事件に対する遺憾の意を表明し、犠牲者の遺族に哀悼の意を表明しました。
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