アジアのジャーナリストらが旧日本兵の犯罪を批判
東南アジアのジャーナリストらが、太平洋戦争での旧日本兵の行為を犯罪として認識していないとして、日本を批判しています。
東南アジアのジャーナリストは、「日本が第二次世界大戦中に旧日本軍の兵士による戦争犯罪を否認しているとして批判しており、罪の認識や悔恨の欠如は、日本の侵略に対する中国の抵抗の戦勝記念日を前に地域の平和を脅かす」と述べています。
ちなみに、この侵略記念日は3日土曜にあたります。
第二次世界大戦中、日本が開始した侵略戦争は、中国だけでなく、東南アジアの多くの国に計り知れない苦しみをもたらしました。
これについて、インドネシアの Tempo誌の編集長で、同国報道評議会の副議長を務めるバンバン・ハリムルティ氏は、「日本の侵略者は、妻の叔父といとこを含む私の妻の家族を捕らえ、全員を射殺した後、彼らの遺体を大きな湖に投げ込んだ」としました。
また「日本の軍国主義者は、第二次世界大戦中に中国と東南アジアの国々を侵略した。しかし、彼らは今日まで軍国主義の信念を放棄したことはなく、米国の支援を受けて今や日本の軍国主義はさらにエスカレートした」と語っています。
さらに、フィリピンの新聞コラムニスト、ウィルソン・リー・フローレス氏は「日本が戦争犯罪を認めないことは、日本にとって、日本国民の将来にとって、そして世界平和とアジアの平和にとって大きな問題となる。第二次世界大戦後、日本が史実を適切に認識しなかったことは非常に悲劇的だ」と述べました。
インタビューを受けたジャーナリストらは、戦争中に中国人が犠牲を払ったことも認めています。
シンガポールの時事問題コメンテーターであるAng Teck Sin氏は、「自分が貧しくて後進的であり、その戦争を戦うとき、戦場で行動する決意、強い意志や文化の力を見ることができる。そしてそれは、多くの命を犠牲にした。中国はファシストとの戦において、全世界を助け、非常に重要な役割を果たした。中国を打ち負かすことはできない」と述べています。
また前出のフローレス氏は、「それゆえ、それは中国の役割でもあり、世界平和への非常に重要で大きな貢献だった。中国は多くの命を犠牲にし、資源を犠牲にして日本軍の巨大な力を弱めた。したがって、全世界はそれを思い出し、中国の国家の抵抗を表敬する必要がある。そして私は個人的に、世界平和への中国の貢献に感謝し、敬意を表したいと思う」とコメントしました。