上海協力機構事務局長「ドル排除計画を策定中」
4月 27, 2023 17:51 Asia/Tokyo
SCO・上海協力機構の張明事務局長は、同機構加盟国間でドル排除および新たな共通通貨の導入に向けたプロセスが進んでいると強調しました。
張事務局長はロシア・スプートニク通信とのインタビューで、SCO加盟国の通貨による決済割合を増やすための取り組みは始まっているとしつつ、特定の共通通貨の導入は正式に議論されていないとしました。
張氏はまた、SCOの地政学的利益は、ASEAN・東南アジア諸国連合と極めて近いとし、貿易からテロ対策までに至る多くの分野においてASEANとの協力の可能性があると強調しました。
SCOは中国とロシアを含む8カ国が加盟する政治、経済、安全保障の協力体で、2001年に発足しました。その目的は、地域の協力拡大と、共通の安全保障上の脅威への対処です。
SCOは発足以降、そのメンバーをオブザーバー、対話パートナー、ゲスト参加国などに拡大してきました。
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