原発汚染水海洋放出の保留求め、韓国最大野党代表が岸田首相へ書簡
(last modified Mon, 31 Jul 2023 14:38:00 GMT )
7月 31, 2023 23:38 Asia/Tokyo
  • 韓国の最大野党「共に民主党」の首席報道官
    韓国の最大野党「共に民主党」の首席報道官

東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出計画を巡り、韓国の最大野党「共に民主党」の首席報道官は31日、同党の李在明(イ・ジェミョン)代表が28日にソウルの日本大使館を通じ、岸田文雄首相宛てに同計画の保留を求める書簡を送ったと明らかにしました。

韓国のヨンハプ通信によりますと、同報道官は「書簡を通じ、汚染水の海洋放出に対する韓国国民の憂慮と反対の立場を伝えた」として、「日本が検証されていない汚染水を放出しようとする海は『未来に生まれてくる子どもたちの海であり、地球のすべての生命の海』であることを思い出させ、真剣に考慮するよう促した」と述べました。

李氏は書簡で汚染水海洋放出の保留のほか、常設協議会の設置や環境影響評価の実施を求めるとともに、国際社会との協力を通じて安全な代案を探すことも提案し、また、両国が東アジア平和のための関係に進むことができるよう、岸田首相の重い決断を待つとの考えを伝えたということです。


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