韓国4野党が、処理水放出めぐり国連に陳情書提出

韓国の野党「共に民主党」「正義党」「基本所得党」「進歩党」の4党は、東京電力福島第一原発の処理水海洋放出の中止を求め、国連人権理事会に陳情書を提出しました。

韓国・聯合ニュースによりますと、これら4党は17日、市民団体などともに記者会見を開き、陳情書提出を明らかにしました。

4党は「汚染水の海洋投棄は国境をまたぐ海に影響を及ぼすため、一国が独自に決定できる範囲を超える。韓国をはじめとする隣国に及ぼす影響について評価が必要だ」と述べ、「日本の独断的で違法な汚染水投棄の強行に対し、国際社会が正しく認識し対応していかなければならない」と訴えました。

陳情書では、国連人権理事会が任命する特別報告者のうち関連分野の報告者が汚染水放出によりもたらされる人権侵害を調査し、国際社会に意見を示すよう、人権理事会に求めました。

共に民主党の「福島原発汚染水海洋投棄阻止総括対策委員会」のウ・ウォンシク常任委員長は、「野党4党は政府の国益放棄と不可逆的な行為を阻止するため、特別手続きの進行を働きかける」と述べました。

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