消息絶ったインドネシア旅客機、ジャワ海に墜落 人体の一部発見
9日にインドネシアのジャカルタから離陸直後に消息を絶った、乗客乗員62人が乗る格安航空会社スリウィジャヤ航空SJ182便のボーイング737-500型機は、ジャワ海に墜落したことが分かり、10日朝までに残骸や人体の一部がジャカルタ近海で見つかりました。
フランス通信によりますと、インドネシア・スマトラ島ポンティアナク行きのSJ182便は9日午後、スカルノ・ハッタ国際空港を離陸した約4分後に急降下しました。その原因は分かっておらず、当局は軍の艦艇10隻、ヘリコプター、ダイバーを出して、海と空から行方不明者の捜索に全力を挙げていました。
ダイバーらは、墜落した可能性のある場所の少なくとも3か所にオレンジ色のバルーンで目印をつけており、その位置は同機が消息を絶った位置とかなりの確かさで合致していると考えられると、インドネシア軍幹部は述べています。現場は、日帰り観光客に人気の島の近くということです。
ジャカルタ警察の広報担当者はインドネシアのメトロTVに対し、「今朝までに警察は2つの遺体袋を受け取った。一つは乗客の持ち物、もう一つには人体の一部が入っていた」と述べました。
当局によると、乗客乗員62人は全員インドネシア人で、うち10人は子どもでした。
スリウィジャヤ航空のジェファーソン・アーウィン・ジャウウェナ最高経営責任者(CEO)は、「このボーイング機は、ポンティアナクへ向かう復路で事故が起きた。墜落原因について見解を述べるには、さらなる情報が必要だ」と述べており、同機が大雨の影響で30分遅れて離陸したことにも言及しました。
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