キム総書記が党経済部長の交代を決定
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北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が今年の経済計画の策定過程を問題視し、先月任命されたばかりの党経済部長の交代を決定しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 13, 2021 20:48 Asia/Tokyo

北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が今年の経済計画の策定過程を問題視し、先月任命されたばかりの党経済部長の交代を決定しました。

韓国・ヨンハプ通信によりますと、朝鮮労働党の中央委員会総会が8日から11日まで開催され、キム総書記は今年の経済計画の策定過程を問題視し、先月任命されたばかりの党経済部長の交代を決定しました。

北朝鮮の朝鮮中央通信は12日金曜、この総会でキム総書記が各部門の事業を強く批判し、「内閣で作成した今年の人民の経済計画は以前と変わるところがない。内閣は主導的な役割をせず、省が起案した数字を機械的に取りまとめた」と指摘したほか、農業部門については、営農資材の調達が困難な状況にもかかわらず穀類の生産目標を主観的に引き上げたとし、「官僚主義と誇張」にならざるを得ないとの見解を示しています。

また、電力部門に対しては「炭鉱・鉱山でも電気が保障されず生産が中断する問題が存在する」と異例にも電力不足を認めた上で、今年の電力生産計画を現水準より低く策定した点を問題点として上げ。建設部門では、平壌の住宅建設計画の引き下げを「保身と敗北主義のもと」と批判しました。

さらに特殊機関に警告を発し、「国家と人民の利益を侵害し、党の決定・指示の執行を怠っている」とし、処罰を厳命するとともに、内閣と国家経済指導機関に関しては「経済組織としての機能と統制機能の回復」を急ぐよう求めています。

なお、この総会では、党経済部長に先月任命されたキム・ドゥイル氏が更迭され、後任にオ・スヨン党書記が充てられました。

 

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